進化し続けるフラクセル
ニキビ跡治療に効果が期待できるレーザー治療に「フラクセル」があります。
そして、フラクセルは「肌再生レーザー」とも呼ばれています。
何故なら、フラクセルは皮膚の深層部(真皮層)に作用することによって、ダメージを受けた皮膚(クレーター状のニキビ跡凸凹)を新しい皮膚に入れ替えることができる画期的なレーザー治療だからです。
さらにフラクセルの場合、次々と進化を遂げているのです。
「フラクセル→フラクセル2→フラクセル3」
ということでこの項では、フラクセルについて説明したいと思います。
フラクセル2
フラクセル2の場合、基本的なメカニズムはフラクセルと変わりません。
では、最大の違いはどこにあるのでしょうか。
それは、フラクセル2が皮膚組織に及ぼす影響をコントロールすることができる点にあります。
フラクセルは皮膚組織を破壊する力が強かったため、真皮層からコラーゲン産生を促進することができました。
しかし照射能力が強すぎたため、「照射部分の痛みや腫れ/火傷/色素沈着」といった副作用(デメリット)もありました。
フラクセル2はレーザー照射によって形成される領域を、一定レベルに制御できるようになったのです。
その結果、フラクセル2はフラクセルのような副作用を抑制することに成功したのです。
事実、フラクセル2はほとんどダウンタイムなしで化粧をすることもできます。
フラクセル3
最新機器のフラクセル3を導入しているクリニックはまだ少ないですが、その能力はネットでも大きな話題となっています。
そしてフラクセル2との違いといえば、やはり2種類のレーザーを使用しているという点です。
1550nm(ナノメートル)レーザー
皮膚の真皮層までレーザーエネルギーが届くため、クレーター状の凸凹ニキビ跡や色素沈着に効果があります。
1927nmレーザー
皮膚の表皮層に作用するため、赤みやシミ・小じわなど皮膚全般の改善に効果があります。
つまりフラクセル3は2種類のレーザーを駆使することによって、個人の皮膚状態に合わせた治療ができるようになったのです。