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2017
09.27

ニキビ治療における抗生物質のデメリット


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抗生物質の効果

ニキビ治療においてもっともオーソドックスな治療法は抗生物質を含む外用薬を用いることです。
しかしながら、抗生物質を用いる治療法には、メリットとデメリットがあることを理解しておかなくてはなりません。

ニキビ治療の治療薬として処方されるのは、リンコマイシン系抗生物質のクリンダマイシン、ニューキノロン系抗生物質のナジフロキサシンなどが一般的です。これらの抗生物質は、細菌類を殺傷し、炎症の原因であるアクネ菌が一掃されることで炎症が治まります。

つまり、抗生物質には炎症を抑える効果はありますが、ニキビを根本的に治療する効果はありません。
このため、そもそも炎症を起こしているわけではない、白ニキビや黒ニキビの段階で抗生物質を使用したとしてもニキビを治療する効果は期待できません。そればかりか、肌の常在菌であるアクネ菌を一掃してしまいます。

抗生物質のデメリット

近年では、アクネ菌はそのすべてがニキビの原因となるのではなく、悪玉菌化した一部のアクネ菌がニキビの原因となることがわかってきました。これは腸内に善玉菌と悪玉菌が存在し、腸内環境に影響しているのと同じと考えるとわかりやすいかもしれません。

肌環境においても、善玉菌と悪玉菌の区別なく一掃してしまう抗生物質は、ニキビが治まったあとの肌環境を考えると、決して好ましいとはいえません。

抗生物質が有効な場合とは

もちろん、炎症を起こしたニキビに対して抗生物質は、一定の効果が認められ、有効な治療法といえます。だからといって、ニキビを予防するために使用するのは間違いです。むしろ長期の慢性的な抗生物質の使用は、抗生物質が効かない耐性菌が発生しかねません。

もし、慢性的なニキビに悩まされているのであれば、まずは肌環境を整えていくことが重要になってきます。
ニキビは毛穴が塞がり、悪玉のアクネ菌が入り込むことで起こります。

これは脂質が分解され毒性のある過酸化脂質が生み出されるからです。
過酸化脂質の生成されるのを防ぐためには抗酸化物質によるケアを行ったり、また、悪玉のアクネ菌が存在する出口の詰まった毛穴を作らないことなど、原因を排除していくことがより効果的といえます。

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