ケミカルピーリングについて
ニキビ跡を改善する治療法の1つに「ケミカルピーリング」があります。
このケミカルピーリングとは、どのような治療法なのでしょうか。
○ケミカルピーリング
私たち人間の皮膚は「表皮層/真皮層」があります。
表皮部分には角質層がありそれが正常なサイクルで剥がれ落ちればいいのですが、気付かないうちに角質層がどんどん蓄積することもあります。
実はその角質層の蓄積が、ニキビ、肌荒れ、シミやくすみなどの肌トラブルの原因になっているのです。
そしてケミカルピーリングは古くなった角質層を薬品で溶かすことによって、皮膚の新陳代謝を促進し、老化した皮膚を新しい皮膚に蘇らすことができる治療法なのです。
それ故、ケミカルピーリングは角質層を溶かすためにさまざまな薬品が使用されています。
もっとも使用されている薬品は「フルーツ酸(グリコール酸)/サリチル酸マクロゴール」で、ニキビ跡の状態によってはトリクロロ酢酸も使用されます。
またケミカルピーリングは高濃度の化学薬品を使用しているため、医療機関でのみ取り扱いが認められているのです。
使用方法を間違ってしまうと、皮膚に大きなダメージを与えることになります。
ケミカルピーリングの働き
では実際に、ケミカルピーリングの働きを説明したいと思います。
一般的にケミカルピーリングは皮膚の表面に均一的に酸性薬剤を塗布します。
そして塗布した酸性薬剤を中和した後、クーリングをして皮膚をしっかり冷却します。
その結果、古くなった角質層が剥がれ落ちるのです。
皮膚が赤くなることもあります。
ちなみにケミカルピーリングは2~4週間ごとに複数回繰り返します。
肝心のケミカルピーリングの効果ですが、古い角質層を取り除くため表皮が生まれ変わり、ニキビ跡で残っていた色素沈着した部分が目立たなくなります。
また、浅いクレーター状のニキビ跡にも有効です。
ニキビ跡に効果をもたらすケミカルピーリング
これがケミカルピーリングの特徴です。
ケミカルピーリングは日常生活に支障をきたすことなく、ニキビ跡をキレイにすることができる治療法です。
そしてダウンタイムの必要もなく、比較的負担も少ない治療法です。
ニキビ跡に悩んでいるみなさん、是非ケミカルピーリングを受けてみてはいかがでしょう。
個人差はありますが、確実にニキビ跡に効果をもたらします。