赤く腫れたニキビ跡について
赤く腫れたニキビ後は、きちんとスキンケアさえすればキレイに治るといわれています。
しかし本人からすれば、「本当にキレイに治るの?」と一抹の不安がよぎるのも事実です。
では赤く腫れたニキビ跡って、実際どのような状態なのでしょうか。
通常、ニキビは「白ニキビ→赤ニキビ→黄ニキビ」と悪化していきます。
そして赤く腫れたニキビ跡は毛穴の内部で炎症が起きている状態で、しかも若干の痛みを伴います。
その結果(痛みによって)、ついつい赤く腫れたニキビ後を潰したりしまうことも。
しかし、これは絶対にしてはいけないことです。
何故なら手にはたくさんの雑菌が付いていて、この雑菌がニキビの炎症を悪化させてしまうからです。
(ちなみに「潰すと治る」という話がありますが、これはまったくのデタラメです。)
赤く腫れたニキビ跡の治療法
ではここで、一般的な赤く腫れたニキビ跡の治療法について触れてみたいと思います(=皮膚科やクリニック)。
初期のニキビ症状の場合はディフェリンゲルが処方されますが、赤ニキビで炎症が酷い状態であれば抗生物質が処方されます。
(抗生物質…ダラシンTゲル/アクアチムクリームといった外用抗生剤、ルリッド錠/ミノマイシン錠/クラリス錠といった内服抗生剤)
さらにニキビ跡に激しい炎症が診られる場合、ステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)を処方することもあります。
しかしこうした抗生物質は炎症を止める対症療法に過ぎないため、赤く腫れたニキビ跡の根本治療にはなりません。
根本治療
ならば根本治療するためには、どのような治療ケアをする必要があるのでしょうか。
それは「ニキビができにくい肌質」を作り上げることです。
例えばニキビが発生する原因は、「肌バリアの機能低下/毛穴が縮小して角栓が詰まりやすくなる」ことです。
この2つをクリアするには(今までの項目で何度も言っていますが)、「洗顔と保湿(乾燥肌の回避)/肌のターンオーバー/食生活や睡眠といった生活習慣の改善/肌バリア機能の向上」等々をすることです。
こうしたスキンケア治療を実践し続けることによって、ニキビができにくい肌質に改善されていくのです。
毎日のスキンケア治療は大変かもしれません。
しかしきちんと続けることが、ニキビができにくい肌を作り上げていくのです。