体質やホルモンバランスの乱れなど脂性肌になる原因は様々ですが、皮脂が過剰に分泌されるとニキビが出来やすい状態になってしまいます。
では皮脂の過剰分泌を抑制する方法にはどういったものがあるのでしょうか。
ここでは皮脂の過剰分泌とニキビの関係性とその対策についてご紹介します。
皮脂の過剰分泌とニキビの関係性について
ニキビの原因の一つとされている皮脂ですが、肌に全く不要なものというわけではなく外からの刺激から肌を守る皮脂膜を形成するためにある程度は必要なものです。
しかし必要以上に分泌された皮脂が毛穴に詰まることでアクネ菌が繁殖し、ニキビを引き起こしてしまいます。
ストレスやホルモンバランスが乱れることで男性ホルモンが増えてしまうと、男性ホルモンが持つ皮脂の過剰分泌や角栓を詰まりやすくする作用によりニキビが出来やすい状態になってしまいます。
そのためニキビを予防するためには余分な皮脂を洗い落とし十分に保湿するといった日々のスキンケアだけでなく、男性ホルモンを増やさないことも重要なのです。
過剰分泌を抑えるための対策について
では皮脂の過剰分泌を抑えるには男性ホルモンが増えないようにストレスをためないことや規則正しい生活を心がけることも大切ですが、皮膚科や美容皮膚科などで治療することもでき、具体的には下記のような方法があります。
・専用の化粧品での治療
乾燥を防ぐ成分や肌荒れを抑える成分など皮脂の過剰分泌抑制に効果的な成分が配合されてたスキンケアアイテムを朝晩使用することでしっかりとケアします。
・レーザーや光フォトなどによる治療
フォトダイナミックセラピーやビタミンCイオン導入、カーボンピーリング、ケミカルピーリングなどにより、皮脂腺の働きを抑制したり古い角質を除去することで美肌へと導きます。
・ホルモン治療
主にピルを服用して女性ホルモンの働きを活性化させることで皮脂の分泌量を調整します。
・漢方薬による治療
ホルモンバランスを整えたり血行を促進する作用のある漢方を服用することで、血管の拡張を抑え皮脂の過剰分泌を抑制します。
このように皮脂の過剰分泌を抑える方法はたくさんありますが、まずはなぜ過剰分泌が起こるのか原因を探りそれに合った治療をするようにしましょう。