最近ではニキビを皮膚科での治療する人も増えてきており、塗り薬や飲み薬など様々な方法で治療を行っています。
ここではニキビ治療によく処方される薬に含まれるアダパレンという成分の特徴や注意点についてご紹介します。
アダパレンの特徴について
ニキビを皮膚科で治療する際、塗り薬としてよく「ディフェリンゲル」を処方されますが、アダパレンはディフェリンゲルの中に含まれている成分です。
ニキビの原因である過剰な皮脂分泌を抑制することで毛穴の詰まりを改善する効果があります。
初期段階のニキビである微小面皰や白ニキビに作用してニキビになるのを防いだり、炎症を起こした赤ニキビにも作用して炎症の進行を防いで治りを早くする効果が期待できます。
またピーリング作用もあることから毛穴の黒ずみも改善できることがあります。
使用する上での注意点について
アダパレン(ディフェリンゲル)を使用することで肌に赤みやかゆみが出てきたり乾燥したりすることがあります。
これはアダパレン(ディフェリンゲル)の副作用で2週間~1ヶ月程度でおさまってきますが、気になる人は一度皮膚科を受診すると良いでしょう。
乾燥しないように保湿をしっかりすることも大切です。
また即効性はなくニキビが治るまでにはある程度使い続けなければなりませんが、早く治したいからといって多めに使用すると副作用がひどく出る可能性がありますので用法・用量を守って正しく使うことが大切です。
以前処方してもらった薬が残っている場合でも、アダパレン(ディフェリンゲル)は妊娠している人やその予定がある人には使用できませんので注意が必要です。
アダパレン(ディフェリンゲル)はニキビ治療に効果的な薬ですが、副作用もありますので医師と相談しながら症状に合わせて使用するようにしましょう。